「すみません」と「ごめんなさい」
「すみません」この言葉が昔から気になっていました。
あるバラエティ番組で、人気女子アナが「ミスをしたときに『ごめんなさい』という人が嫌いだ」と発言したそうです。ミスをしたときは「すみません」だと。共演者も「謝るときになれなれしい言葉はだめだろう」ということだったそうです。
「すみません」というのは、どういう時に使う言葉でしょう?
- 謝罪するとき
- 感謝をあらわすとき
この2点に集約されると思います。
しかし、謝罪するときは「ごめんなさい」、感謝をあらわすときは「ありがとう」という素晴らしい言葉があります。
「ごめんなさい」はなれなれしいとか、社会人として子どもっぽい表現だという意見が出されていたそうですが、ビジネスの場や目上の人に「ごめんなさい」と発する人はさすがにいないでしょう。当然「申し訳ありません」ですよね。感謝は「ありがとうございます」です。
たとえば、道を歩いていて他人にぶつかりそうになったとき、あるいはぶつかったとき、「すみません」と言うより「ごめんなさい」の方がスマートでしょう。まぁ大半の人が「すみません」と言うんですがね。
「すみません」という言葉は、確かに便利ですよね。いろいろな場面でいろいろな意味で使えます。話しかけるきっかけに使ったりもします。しかし、ちゃんと気持ちを伝えたいときは、慎重に言葉を選ぶはずです。「すみません」はとりあえず使うというか、半ば条件反射的に出る言葉だと思うんですよ。
深く考えるようなことではないと思いますが、はっきりと「『ごめんなさい』という人が嫌いだ」と言われると、それは違うんじゃないと思ってしまいました。