久々にいろいろと突っ込んでみました。

時間私は、他人の記事やブログに批判的な書き込みをしたりはしないですし(正確には思っていてもしない)、もちろん批判的な記事を書いたりもしません。が、今回だけはちょっと。

もともと、喫煙に対する嫌煙家の言い分(「「禁煙ファシズム批判」はエゴでしかない! 嫌煙家が愛煙家にぶちまける100年の恨み」)に引っかかっただけで、別段どうということは無かったのですが。
その嫌煙に関する記事の中に、「煙や水蒸気をまき散らす行為」という表現があり、しかも、「音楽を聴くなとは言っていない。音を漏らすなと言っている。タバコも吸うなとは言っていない。煙をまき散らすなと言っている。」という論調でした。善良な愛煙家は、公共の場でタバコを吸いません。吸ってもいいとされる場所でしか喫煙しません。吸っていい場所でも周りの許可無しに吸いません。だから、煙をまき散らすような行為はしていません。
副流煙が迷惑なことは重々承知していますし、だからこそメーカーが努力し、愛煙家も少々我慢し、周りへの害が大幅に減るとされる電子タバコに流れているのですよ。それを、煙だけならまだしも、「水蒸気をまきちらすな」って、逆に嫌煙家はどんな努力をしているのと聞きたいです。

著者の「パオロ・マッツァリーノ」という人物、ネット上では「内藤朝雄」氏ではないかということですが、それが真実なら、リベラル派ではありますが改憲論者で、軍隊保有を容認されているようですので、九条信者のような無茶苦茶な方というわけではなさそうですが。

 

とまぁ前置きが長くなりましたが、本題はこれではありません。

遅刻を許せば、日本人はもっとやさしくなれる
この記事に対して失望したからです。私ならサブタイトルに「そして国力は低下し国際競争力を失っていく」とつけます。

記事の内容に関しては読んでいただいたらわかりますし、もっともなことだと思います。理念というか主張としては正しいと思いますが、社会学的にはどうなの?あまりにも突っ込みどころ満載なので。
車椅子やベビーカー云々に関しては、責められるべきはそういう人たちを通勤時間内に移動させなければならなくしている事象であり、優しくないのはそっちではないでしょうか?
「5分遅刻しただけでシステム全体がダウンするほど緻密な作業なの?」
そうです。それが企業です。当たり前でしょう。仲良しグループで飲み会やってるんじゃないんですよ。
「鉄道会社が発行する遅延証明書」
これは責任回避とペナルティの回避ですよね。誉められたことではありませんが。鉄道が遅れ会社に迷惑をかけたが、鉄道会社も認めて詫びているので勘弁して下さいってことですよね。「子どもから遅延証明書」でペナルティ回避できるのですか?なら書かせますよ。とびっきり可愛く書かせます。
「遅刻しても「生産性」は落ちない」
確実に落ちます。というか、遅刻しても「生産性」を落とさない人材ばかりではないということです。時間に対する厳格さを持っていなくて遅刻する人は、確実に生産性を落とします。
「時間を守るという新たな美徳」
もともと日本人は時間にルーズとおっしゃっていますが、本当にそうでしょうか?時間感覚が違うだけで、もともと厳格なんじゃないですか?もちろん憶測なので間違っていたらすみません。「日本人が約束の時間を守らないことに腹を立ててました」とはいっても、江戸時代の人は時計を持っていないですからね?知りうる時間感覚内で厳格だったんじゃないですか?しかも美徳と言ってるし(笑

いろいろ文句を垂れましたが、おっしゃるとおり、本音では10分15分のことなんかどうでもいいと思える社会にはなってほしいですけどね。

今回は、パオロ・マッツァリーノ氏の記事に噛みついてしまいましたが、氏や記事に対する批判ではなくて、こういう議論をしなければならなくなった社会への落胆ですので、そこは忖度してください(←使い方間違っているかな?)

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